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海のパイナップルと呼ばれるホヤの注目成分「プラズマローゲン」
プラズマローゲンは脳や心臓、筋肉などに含まれる成分で、脂質のグリセロリン脂質に分類されています。
1924年に発見され、細胞質(プラズマ)を酸で処理すると脂肪酸の一種であるアルデヒドを生じさせる特徴からプラズマローゲンと呼ばれています。
プラズマローゲンは体内で合成されて40歳くらいまで徐々に増加しますが、70歳程度で大幅に減少し、若い人と比べ40%ほどに減少することが報告されています。
生命にとって重要なプラズマローゲンは、鶏もも肉やホタテ、ホヤなどに含まれていて、数多くの種類があります。そのうち人の脳などの神経組織に多いのが、DHA(ドコサヘキサエン酸)を構造中に持つエタノールアミン型プラズマローゲンです。
ホヤには鶏もも肉やホタテよりもこのエタノールアミン型プラズマローゲンが多く含まれ、ホヤ自体も神経組織の系統進化をたどると人に近いことが知られています。