サケやイクラに含まれる成分をへマトコッカス藻から抽出
アスタキサンチンとはサケやオキアミに含まれる赤橙色の色素で、カロテノイドのキサントフィル類に分類されます。アスタキサンチン(Astaxanthin)という名前は、この成分が初めて検出されたのがアメリカザリガニ(Astacus gammarus L)であることにちなんでいます。
現在、アスタキサンチンの抽出原料はヘマトコッカス藻(Haematococcus pluvialis)由来が主流です。ヘマトコッカス藻は緑藻の一種で通常緑色をしていますが培養条件を過酷にすることで自らの身を守るためのアスタキサンチンを作り出し、外観も赤色に変化します。このタイミングでアスタキサンチンを抽出しています。
アスタキサンチンという成分の名前を耳にすることはあまりないかもしれませんが、サケやタイなど、家庭でおなじみの食材に含まれている成分です。ヘマトコッカス藻が生きていくために作り出したアスタキサンチンが、私たちの体にも良い影響を及ぼします。