連覇を狙う王者として迎えた2021年の春高バレーでのまさかの棄権。そこから、今年7月のインターハイにおける1セットも落とさない完全優勝にいたるまで、東山高校バレー部はまるでスポーツ漫画を見ているかのような波瀾万丈の連続だった。あの悔しい経験から、彼らは何を学び、どう乗り越えてきたのだろうか?
そこには、変わらぬ伝統に培われた普遍性と、時代に合わせて新しい風を受け入れる柔軟性がバランス良く融合したチームの姿があった。1993年から28年にわたって東山高校バレー部を率い、今年春から総監督として新たな視点でチームを指揮することとなった豊田充浩氏に話を伺い、王者復権の軌跡に迫る。
また、今年の春から長年にわたって監督を務めてきた豊田充浩氏を総監督とし、豊田氏の教え子で元日本代表オポジットでもあった松永理生氏を新監督に迎えた新体制が始動。後編では、松永監督とチームを率いる日本代表にも選出された二人の選手のインタビューを掲載した注目記事です。
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完膚なきまで。畏怖すら覚える絶対王者の「1セットも与えずに勝つバレー」はどのようにして生まれたか。