いまや菜食主義は世界の流れ
プラントベース・ホールフードを実践している食生活を送る人にはベジタリアンやビーガンがいます。しかし、日本でベジタリアンやビーガンというと、ほんの一握りの人が実践している特殊な食生活のように感じる方が多いかもしれません。しかし、ひとたび世界に目を向けると、欧米の先進国を中心に菜食主義は急速に進んでいます。ドイツ、イギリス、イタリア、スイス、オーストラリア・・・特にアメリカはここ数年でビーガン人口が6倍に増えたという統計もあるほどです。この急速な拡大の背景には、過剰な動物性食品の摂取による健康問題の増加や環境・動物愛護意識の高まりから食生活が見直され、注目されたのが菜食主義のベジタリアンやビーガンなのです。今や欧米各国では、菜食専門のスーパーやレストランが当たり前のようにあります。健康意識の高いアスリートにも、ビーガンやベジタリアンは増えています。今後も人々の健康意識・環境保護・動物愛護の高まりを受け、ベジタリアンやビーガンの人口は世界的にますます増加していくと見られています。
ベジタリアンとビーガン、プラントベースの違い
菜食中心の食事法には、ベジタリアンとビーガン、プラントベースがあります。日本ではしばしば混同されることも多いのですが、ベジタリアンが肉や魚を食べないことに加え、ビーガンは卵・乳製品・はちみつなどの動物性食品も一切口にしない完全菜食主義者です。特にビーガンは、動物愛護や福祉、環境問題への意識が高く、衣食住の全てにおいて動物由来の製品の使用を避けるなど、かなり厳格なルールを守って生活しています。一方のプラントベースは、健康のために植物性の食品を積極的に摂ろうという健康志向から始まったことから、ビーガンほど厳密なルールはなく、乳や卵など動物由来の食品を口にすることもあります。プラントベースは「痩せたい」「ヘルシーな食生活を目指したい」と、健康上の理由でカジュアルに取り入れることができる食事法なのです。ベジタリアンのベジはラテン語のvegetus(ベジェトゥス)が語源で「心身ともに健康でいきいきしている」ことを意味します。1847年にイギリスでベジタリアン協会が発足したときに、初めて使われました。ビーガンは1944年にイギリスでビーガン協会が設立された際に生まれた言葉とされています。
・ビーガン(植物性食品のみ食べる、衣食住全てにおいて動物由来を避ける)
・ベジタリアン(肉・魚類を食べず、植物性食品を食べる)
・プラントベース(植物性食品を積極的に食べる、乳製品、卵も食べる)
ビタミンB12は、ベジタリアンに唯一足りない栄養素
ビタミンB12は、通常動物由来の食品からしか摂取できない栄養素です。そのため、植物性食品中心の食生活を送るベジタリアンやビーガンは、ビタミンB12がどうしても不足してしまいます。しかし、屋外培養のクロレラにはビタミンB12が100gあたり230μgも含まれています。ビタミンB12不足をサポートするプラントベース・ホールフードのクロレラは、ベジタリアンやビーガンの嬉しい救世主。しかも、厳格なビーガンにとっても、クロレラのみを使い、余計な加工をほとんどしていないサン・クロレラAは安心して口にできる理想の植物性食品なのです。
クロレラ飲用による血清ビタミンB12濃度の変化率
※サン・クロレラ研究サイト
2015年12月研究レポートより