大切なペットの健康を守る!家庭でできる健康サポート

大切なペットには、できるだけ病気やケガなく、長生きしてほしいですよね。しかし、動物たちは人間とは身体の作りが違い、気分や症状を話してくれるわけでもありません。飼い主としては、大切な家族の一員の健康管理をうまくできているのか、不安に感じることもあるのではないでしょうか。この記事では、食事や運動などのペットの健康管理の基本や体調チェックの方法、おすすめの栄養補助食品を紹介します。ペットとの信頼関係を築きながら、ともに健康な生活を送りましょう!

目次

定期的な散歩や遊びを行う

ペットも人間も、健康には運動が欠かせません。

なかでも簡単に日常に取り入れられる散歩は、ペットの肥満対策だけでなくストレスの解消や日光浴、筋力低下の防止にもつながります。また、飼い主同士でも散歩中にコミュニケーションが発生したり、飼い主自身も散歩をすることで運動不足解消になったりと、散歩はペットにも飼い主にも良いことがたくさんあります。

何かしらの事情で外に出ることが難しい場合は、屋内での運動習慣を作ってあげましょう。猫にはキャットタワーやおもちゃがあれば遊ぶことができますし、犬には音が鳴るおもちゃや室内用のハードルなども販売されています。毎日10分程度でも運動不足の解消につながりますよ。

水泳やトレッキングに行く

動物に水泳というのは少し意外かもしれませんが、水の中での運動は関節に負担がかかりづらいのが嬉しいポイントです。一部のドッグランやリゾート地には犬用のプールが設置されていますし、ビーチやハイキングでペットと一緒に泳ぐのもオススメです。ただ、場所によってはペットの遊泳を禁止している場所もあるのでご注意ください。

また、山の中を歩くトレッキングなら、自然に囲まれて気持ちよく運動ができます。また、新しい景色や香りなどは脳にも刺激を与えることになるため、休日には少しお出かけをしてみるのも良いでしょう。

ただし、ペットの健康状態や年齢によっては、特定の運動が適していない場合があります。獣医との相談を通じて、それぞれに合った適切な運動を行ってください。

適切な食事を与える

バランスの取れた食事も、ペットの健康維持には欠かせません。ペットフードを選ぶ際には、イメージや価格だけでなく、栄養バランスが整っていることを確認しましょう。ペットの種類によって適した食事を選ぶことはもちろん、年齢や大きさに合わせて食事を選ぶことが大切です。なお、ペットの種類によって必要となる栄養素や食事の回数は異なりますので、それぞれの習慣や特徴をきちんと知っておきましょう。では、ペットとして人気の犬・猫を例にして、それぞれに必要な栄養素をみていきましょう。

犬に必要な栄養素

犬が必要とする栄養素は「炭水化物」「タンパク質」「脂肪」。さらに、「ビタミン」「ミネラル」も大切な栄養素です。

一見人間と変わらないように感じますが、犬はもともと肉食に近い雑食動物なのに対し、人間は草食に近い雑食動物であるため、必要量やバランスが異なります。また、離乳期にあたる時期と成長期、成犬期、老犬期に合わせた食事選びも大切です。成長期はエネルギー源として脂質が、筋肉発達のためにはタンパク質が、骨格形成のためにカルシウムやリンが必要ですが、成長期も後半になると必要なカロリーは減っていきます。

猫に必要な栄養素

犬と同じようにペットとして人気の猫ですが、犬とは必要とする栄養素が異なります。一番大きな違いはアミノ酸(タンパク質の構成要素)で、猫の方が多くのアミノ酸を必要とします。ただし、猫の体内で生成できるアミノ酸も多いため、食事から摂取する必要があるのは11種と言われています。特にタウリンとアルギニンは重要で、どちらも動物性のタンパク質に多く含まれています。もちろん、猫も子猫・年少期・熟年期・老年期に合わせた食事選びも大切です。

基本的に市販のペットフードは、それぞれのライフステージに合わせて栄養バランスを考えて作られていますが、体重の増加が気になる場合や毛のツヤが無くなった場合など、お悩み別のペットフードも多数あるため、活用しながら健康維持に役立てると良いでしょう。

また、人間だけでなくペットにも栄養補助食品やサプリメントがあります。その一例として、アメリカ発の動物愛護団体The Gentle Barnでは、動物たちの健康サポートのためクロレラを活用しているそうなので、参考にしてみてください。

毎日の健康チェック

ペットの健康状態は、毎日のスキンシップで知ることができます。食事はきちんととれているか、糞や尿に異変がないか、元気があるかないかを確認したり、耳から嫌なにおいがしないか、口が臭くないかを注意したりすると、異常を見つけられるかもしれません。

また、ペットを触ったりなでたりすることで、いつもと違うふくらみやしこりに気づくことができます。こうしたスキンシップは愛情表現だけでなく、ペットの健康チェックにもなる大切な事柄です。

もちろん、プロの力を借りることも重要です。定期的な健康診断やワクチンは定期的に受けるようにしましょう。一般的には年に1度の健康診断が、病気を持っていたり年齢を重ねたりしているペットは、半年に1回健康診断がオススメです。

ペットと暮らすことは人間の幸福度向上にもつながる!

ある研究では、ペットと暮らすことで人間は幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が増えるという結果が出ています。また、ペットを飼うと優しくなれた・忍耐強くなれた、などという方も多くいます。

ペットと一緒に、飼い主も食事や運動に気を付けて、幸せな生活を楽しんでください!

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